旦那さんの言葉や態度で辛い思いをしてませんか?
誰かに相談しても
『気にしすぎ』
『どこも一緒だよ』
『うちのほうが酷いよ』
なんて言われたり
わがままだと切り捨てられたり。。
モラハラは密室で行われるため周囲の人に理解されにくく
被害者は自分の中にため込みがちになり
少しずつ心が病んでいきます。
どんどん自分の言動に自信がなくなって
社会と距離ができてしまい、自立心を失って
ますます加害者と離れることができないという悪循環に陥ってしまいます。
『私が全て悪いんだ』
『自分だけが我慢すれば』
どんなに理不尽な対応をされても自分のせいだと考え
自分を追い詰め鬱になり
しまいには殆ど寝たきりになってしまいました。
思うように動かない体で最低限の家事、育児を済ませ布団に倒れる日々を過ごし
絶望的な気持ちでいたところ、たまたま
『モラハラ』について知りました。
そこからモラハラとは何かを調べ
対処法を学んで
少しずつモラハラ対策繰り返すことで
今では夫との関係性が改善し、とても生きやすく、そして自由になりました。
そんな私の実体験をもとに
モラハラ対策の参考にしたことと
モラハラ対処にかかった期間や効果をまとめました。
モラハラとは
モラハラとは
モラハラとは家庭内暴力の一種。
離婚弁護士相談広場
モラハラ(モラルハラスメント)とは、直接的な暴力(パワハラ)でなく精神的な暴力や言葉による暴言、態度などで相手に精神的な苦痛を与える行為です。
DV(ドメスティックバイオレンス)の一種にも数えられており、れっきとした離婚事由に該当しています。
近年はモラハラに苦しむ女性(男性)が増えており、離婚原因の3位となっている他、離婚事由なので慰謝料の請求も可能です。
モラハラに該当する主な行為
モラハラに該当する行為をまとめました。
このような行為がモラハラに該当します。
ご自身が傷ついていて、パートナーに伝えても取り合ってもらえないのであれば立派なモラハラ行為です。
大事なのは辛さを他人と比べないことだと思っています。
どうかご自身のためにも傷ついた気持ちをなかったことにしたり、見ないふりをしないであげてくださいね。
【モラハラ】始まりかた私の場合
結婚前、付き合ってる段階では全くそんなそぶりを見せませんでした。
いつも低姿勢で、常に私に感謝してくれていました。
誠実で真面目、仕事も一生懸命 こんないい人と出会えて良かったと心から思っていました。
変わってしまったのは出産後です。
最初は仕事で嫌なことがあったのかな?
疲れているのかな?
そんな程度でした。
そこから徐々に家事や用事を頼まれるなど要求が増えていき
自分の思い通りに私が動けないとイライラする日が増えてきました。
怒る理由やタイミングが読めなかったので
不機嫌になったり怒り出したらその都度メモして
同じ間違いを繰り返さないように気を付ける日々が続きました。
夫婦関係を改善する本を読んで
そこに書いてあることを実践してみましたが
全く効果が出ず。
むしろ余計に悪化する一方でした。
私が気が利かないから
私の頭が悪いから
私が全部悪いんだ
全て自分のせいにして、いつも夫に謝ってばかりいました。
慣れない環境で頼る人もいないなか、初めての育児をしながら夫に責められ続け、どんどん私は壊れていきました。
【モラハラ対策】参考にした書籍など
Joeさんの
・ブログ
・メルマガ
・本
です。
Joe
Joeさんの書籍より引用
モラハラ対策カウンセラー。
典型的なモラルハラスメントの関係にある両親のもとに生まれ、幼少期を過ごす。
その経験を通して、モラルハラスメントをする人、される人の心理を知り、その後徐々に周囲の同様の環境にある人たちにアドバイスをするようになる。
現在は世の中の
『離婚できない事情のある』モラハラ被害者を対象に、モラルハラスメントを受けないためのメソッドを伝えるため、『離婚しないモラハラ対策カウンセラー』として個人カウンセリングや各地での講演等の活動をしている。
鬱状態の中藁にもすがる気持ちでモラハラについて検索してその時に辿り着いたのがJoeさんのブログです。
当時モラハラについての情報を調べてみても、モラハラ夫とは離婚するしか道がないと書いてる方ばかりでした。
幼い子供を抱えて頼れる実家もなければ仕事もしておらず、更に鬱が酷くとても働ける状態ではありませんでしたし、離婚したとしても別のことで苦しむのは目に見えていました。
この苦しみから逃れることはできないんだと・・・。と絶望している時にJoeさんのブログに出会い
そこには婚姻関係を続けながらモラハラ対処ができると書いていて、とても衝撃を受けたのを覚えています。
それからは毎日のようにJoeさんのブログを読み漁り、メルマガにもすぐに登録しました。
毎日届くメーを読んでいると
一筋の希望が見えてきて
夫には効果は無いかもしれないけれどまずはやるだけやってみようと
モラハラ対処に取り組む日々が始まりました。
【モラハラ対策】行動・態度 編
基本的にすることは少ないですし、どれも気力体力を必要としません。
肩の力を抜いて、ちょっと試しにやってみようかな?程度の気持ちで始めることをおすすめします。
接触を避け同じ空間にいる時間を減らす
なるべく接することを避け、同じ空間にいる時間を減らします。
土日は何かしら予定を入れる
夜は家事をさっと切り上げて早く寝る
同じ部屋にいたとしても相手はリビング、自分はキッチンにいるようにする
などです。
土日の育児は、午前中は私が育児をし、午後は夫に任せるなどして
一緒に行動することを避けました。
反応を薄くし言葉数を減らす
寡黙な人になることをイメージして
なるべく反応を薄くし言葉数を減らします。
元々お喋り好きな方には少し辛いかもしれませんが
私は夫と話しても嫌な思いをするばかりだったので
すんなりできました。
ゆったり動くことを意識する
ゆったり動くことによって、相手から見ると『振り回しづらい』というイメージを持ちます。
相手の言葉にすぐ反応し、ちょこまか動いてる人はコントロールしやすそうに見られます。
相手は人を支配しコントロールしたがっていて
自分の思うとおりに動かせる人を探しています。
(本人は無自覚でも、です)
なので普段からゆったりした動きを意識し
声をかけられたり、頼まれごとをされても
さっと動かずに
必ず一呼吸おいて行動するようにします。
そうすることによって、コントロールしづらそうな人だという印象をもたらすことができます。
【モラハラ対策】心もち 編
相手に無関心になる
まだ気持ちが残っていると難しいかもしれません。
私も最初は無関心になるなんてできるのかな?と自信がありませんでした。
なのですぐできるよになる必要はないのですが
頭の片隅に置いて意識することで
徐々にできるようになりました。
今では関心を持つのが難しいほど無関心です。
いい人をやめる
モラハラ被害に遭うような方は
基本的に優しい心を持っているいい人だと思います。
根本的にいい人をやめるのは難しいかもしれません。
その場合は
『相手のために先回りして行動しない』
を心掛けます。
相手からきちんと要望があり、かつ自分に時間や気持ちに余裕があったときだけ相手のために行動することを意識します。
私の場合、つい先回りしてあれもこれも夫の生活がしやすいように動いていましたが
それを一切やめました。
無意識にやってしまいそうになることもありますが
手を止めて、頼まれるまでは行動しないようにしました。
自分軸で考え行動する
『人のために動く』
『人のために尽くす』
『人のために自分が我慢する』
辛抱強く、我慢強く
こんな考え方が私の中に強く根付いていました。
それが周りの人のためにもなると思っていました。
ですが果たして本当にそうでしょうか。
誰かの我慢の上に成り立つことが相手のためになるとは思えないですし
自分の気持ちを押し殺し、我慢ばかりするために生まれたわけでもありません。
人のためになると勘違いし、更に相手のモラハラを増長させてしまっていたことに気付いてからは考えを改めました。
こんな考え方は自分のためにも相手のためにもならないんです。
【モラハラ対策】かかった期間と効果
3ヶ月頃~
徐々にきつかった夫の態度が軟化してくる。
大きな変化は見られない
6ヶ月頃~
なんとなくこちらの顔色をうかがうようになる。
私の言動におどおどするような態度を見せる。
1年経過~
私のご機嫌を取るようになる。
度々子供の前で私を褒めるなど以前の夫からは信じられないことをする。
3年以上経過した現在
3年以上経過した今では
時々不機嫌な様子は見せるものの特に害はなく
育児に積極的に参加し
経済的DVなどもなく
困ったことがあれば相談しあい
育児のパートナーとして互いに協力しあっています。
今は私の希望した別居に応じてくれ、別々に生活しています。
【モラハラ夫対策】まとめ
今絶望的な気持ちで生活してる方へ少しでも希望を持ってもらえたらと思い私の経験を書きました。
すぐに離婚できればそれが一番いいのですが
それができないから苦しんでいるのだと思います。
ここで紹介したモラハラ対処法は気力体力をそれほど使わず実践できるので
今心身の不調で別居や離婚のような大きな行動が難しい方でも始めやすいと思います。
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