夫婦関係がうまくいかなくて辛い
子供や世間体のために離婚できない
離婚して一人でやっていく経済力や自信がない
こんなことでお悩みじゃないでしょうか。
私は結婚してすぐにモラハラが始まり
夫婦関係のストレスに加え
産後うつ、育児ノイローゼと続き
頼れる実家もないため、ただただ耐える日々を過ごしていました。
そんな日々の中、少しずつ自分に向き合い
気力体力が徐々に回復してきたところで
『私の人生このままでいいのかな』
という思いが出てきました。
そして離婚を含め家族にとってどのような形が最適なのか考え結果的に『卒婚』にいきつきました。
今回はそんな私の『卒婚』の実体験を書いてみました。
卒婚とは
卒婚とは、婚姻している夫婦が互いに必要以上に干渉することなく、自由を認め合って、最低限のルールを守り、ゆるやかなパートナーシップを築いていくという新しい夫婦の形です。
アディーレ法律事務所
婚姻関係を維持しながらこれまでの夫婦関係を見直して、自由で自立した個々の人生を歩んでいくという生活形態です。
その生活形態は、生活リズムはそれぞれ別だけれど同居している夫婦、別居している夫婦、月の半分程度は同居し、半分程度は別居している夫婦など様々ですが、お互いの人生・人格を尊重してその自由を認めあうのですから、不仲で「別居」や「家庭内別居」するのとは性質が違います。
卒婚のメリットデメリット
卒婚のメリットデメリットをまとめました。
デメリット
- 卒婚は夫婦関係が破綻しているわけではないので、配偶者以外の異性と関係を持つと不貞行為となる可能性がある。
- お互いに自由な生活に慣れてしまい、どちらかから離婚を希望される可能性がある。
- 戸籍上は夫婦のままなので、関係を断ちたい場合は不向き。
- 卒婚の生活費などは夫婦で話し合い合意し契約することができるけれど、夫婦間の契約はいつでも取り消せるので不安定。
メリット
- 離婚しないので、世間体を維持できる。
- 離婚しないので、夫婦どちらかが亡くなった場合は遺産を相続できる
- 財産分与など煩わしい手続きが不要
- 離婚後は相手に生活費の支払いを求めることはできないけれど、卒婚は法律上結婚しているので、収入が低い側は同じように生活費を受け取れる可能性がある。
- お互いに精神的に自立して自由になることで精神的な余裕ができ、お互いを思いやったりできる。
私は不安な点は『卒婚契約書』で解消しました。
卒婚に至った理由
結婚してからモラハラが始まり、何度も話し合いを重ねましたがどうにも関係性が良くならなかった為、離婚を意識し始めました。
離婚しなかった理由は、地元ではないので身近に頼れる身内などがいないこと、そもそも両親と疎遠なこと、さらに産後鬱からの育児ノイローゼで働ける状態ではなかった為、経済的にも精神的にも一人で育児をしていくこと難しかったからです。
ならば卒婚などせずに我慢するべきなのかと何度も思いとどまりましたが、子供の前で酷いケンカを繰り返してしまったり、日常的に無視をされ突然キレられるなどの日々に耐えられなくなってしまいました。
卒婚に向けて事前に準備していたこと
貯金や資産運用
離婚を意識し始めた頃に節約や貯金、資産運用についての勉強をしました。
もし卒婚ができずに離婚となってもやっていける程度の貯蓄を目標に
節約、ポイ活、余った分は資産運用を
日々コツコツ繰り返しました。
ある程度貯まったところで、生活ができるか何度もシミュレーションをして
なんとかやっていけるだろうと思えた段階で話を切り出しました。
卒婚契約書
卒婚するにあたって卒婚契約書を作成しました。
内容はネットで調べ私があらかじめ作成し
夫に内容を確認して納得してもらったところで、お互いサインをしました。
一部ずつ保管しています。
卒婚後変わったこと
- 夫の私や子供に対する態度が穏やかになった。
- 離れる時間が増えたことで不機嫌な態度に振り回されることが減り精神的に落ち着いた。
別居し離れる時間が増えたことで程よい距離感ができたのか、穏やかに接してくれるようになりました。
まとめ
夫婦関係に何年も悩み苦しみましたが、結果的に卒婚をして良かったと断言できます。
夫も卒婚をしたことで良い方向に変わり、以前より気遣ってくれるようになりました。
離婚となると身内に心配をかけてしまいますが、『卒婚』ならあえて伝える必要もありませんし、子供への負担も少ないと感じます。
別居はしていますが、子供はお父さんは仕事部屋にいるということで特に疑問も感じていないようです。
ある程度大きくなったら改めて話そうと思っています。
卒婚後の別居や費用についてはこちら↓
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